今回は、気体の集め方とそれぞれの特徴について書いて行こうと思います。
1 水上置換法
この方法は、水に溶けにくい気体を集めるときに使用する方法です。
上の写真のように装置を組みます。気体が集まると、水が下に下げられていきます。
具体的には、水素(H2)、酸素(O2)、一酸化炭素
(CO)、一酸化窒素(NO)などがこの方法を使用して捕手する気体です。
2 上方置換法
この方法は、水に溶けやすく空気よりも軽い気体を集める時に使用する方法です。
上のように装置を組みます。空気よりも軽い気体を集めるので当然、瓶も上向きですね。
空気の分子量は、28.8です。約29と覚えておきこれよりも小さいなら上方置換法で集めます。
空気の分子量よりも分子量が大きい気体だと次の方法で集めます。
3 下方置換法
水に溶けやすく、空気よりも重い気体は、この方法で集めます。
上のように装置を組みます。
具体例を挙げると、塩素ガス(Cl2)、塩化水素(HCl)などは、この方法で気体を集めます。
塩素ガスの分子量は、約71、塩化水素の分子量は、約36なので、どちらも空気の分子量(約29)
よりも大きいですね。
まとめ
・水上置換法→水に溶けにくい気体
(H2、O2、CO、NO)
・空気の分子量は、28.8、約29
上方置換法→水に溶けやすく空気よりも軽い気体(空気の分子量29よりも分子量が小さい気体)
下方置換法→水に溶けやすく空気よりも重い気体(空気の分子量29よりも分子量が大きい気体)
最後まで読んで頂きありがとうございました