ag5の遊び場

初心者です。読みにくいところも多いと思いますがご了承ください!

内積の性質(公式)を利用した問題

今回は、ベクトルの内積について考えていきたいと思います!!

 

1.「ベクトルの内積ってなに?」

 

ベクトルの内積とは、

 

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この図で言うところの、a↑・b↑=|a| |b| cosθ の値です。

また、a↑とb↑の内積a↑・b↑のように表します。

(  |a↑|や|b↑|は、a↑や b↑のベクトルの大きさを表します。)

 

2.本題

ここからが、今回の本題です。まず、ベクトルの性質を見ていきます。

 

ベクトルの大きさ:   a↑・a↑=|a|^2

( |a|=0⇆ a・a=0)

交換法則:  a↑・b↑=b↑・a↑

分配法則:  a↑(b↑+c↑)=a↑・b↑+a↑・c↑

結合法則: (ka↑)・b↑=a↑・(k b↑)=k(a↑・b↑)

[k=定数]

 

内積には、上記のような性質があります。

(証明したかったけど時間の都合でカットします。)

交換法則、分配法則、結合法則は、普段から使い慣れているので、すぐ使える方が多いのですが、ベクトルの大きさの公式を覚えられない人が多い印象です。💦

一番、利用頻度が高い公式なので是非覚えておいて下さい!

 

3.問題

では、上の公式を使い定番の問題を解いてみましょう。

 

|a↑|=3    |b↑|=2     |a↑−b↑|=√19のとき下の値を求める。(0≦θ≦π)

 

(1)a↑・b↑              (2)a↑とb↑のなす角θ

 

 

まず(1)を解いていきます。「a↑とb↑の内積なんか条件で与えられていない!」と思った方、大丈夫です。考えていきましょう!

 

まず  |a↑−b↑|=√19の両辺を2乗します。

(左辺)=|a↑−b↑|^2になります。

ここでベクトルの性質を使うと

|a↑−b↑|^2=(a↑−b↑)・(a↑−b↑)になり

これを分配法則でバラしていくと

|a↑|^2−2a↑・b↑+|b↑|^2=19

これを整理すると

a↑・b↑=−3ですね!

 

(2) 内積がでたらあとは簡単です。

a↑・b↑=|a| |b| cosθこれを整理すると

cosθ=a↑・b↑/|a↑|×|b↑|になります。

あとは、これに代入すると

cosθ=−1/2となり

0≦θ≦πよりこのθは、2π/3になりますね!

 

 

 

まとめ

今回は、内積の性質について見ていきました。

内積の計算が出来るようになると、空間や図形の問題に強くなるので、苦手な方は是非勉強してみてください!!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました

(^◇^)